娘のブログをのぞいた父親のなげき
読まずにはいられない、でも悲しい……
ゴールデンウィークが近づいてきた。
先日、酒の席で友人の愚痴に付き合わされた。昨年のゴールデンウィークに、単身赴任の彼は久しぶりに帰郷した。愛しい妻、娘、息子に会うためである。
娘は自分のブログを開いている。妻にその話を聞かされていた彼はときどき(本当は毎日らしい)娘のブログをのぞいていた。
「娘の監視をするつもりはない。娘の交友、彼氏のことまで、かなりのことは大目に見る。ただ、離れて暮らしているので、多少のことはつかんでいれば適所でアドバイスなりできると思ってさ」
と、筋の通ったようなことを言っていたが、本心は分からない。
帰郷時に妻と口論になり、妻の味方に入った娘とも怒鳴りあいになったそうである。東京に戻ってから娘のブログをのぞくと、
「うぜえ親父が帰ってきた。早く東京にもどれよ」
「タコ親父がやっといなくなった。金だけ送ってくれりゃいいんだよ!」
などの言葉があったそうな。
娘のブログをのぞくのも何だが、それで悲しい思いをして、しかし娘には何も言うことができるはずもない彼でした。
松任谷由美(荒井由美の時代かな?)のヒット曲にこんな詩がある。
「魔法の鏡を持っていたら、貴方の暮らし、写してみたい~♪」
お、お願いですから、やめてください!!